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今週は、3月3日の桃の節句とも言われる「ひな祭り」にちなみ、桃の花をメインにお届けしております。
ひな祭りに桃が飾られる理由をご存じでしょうか?
ひな祭りは毎年3月3日ですが、旧暦3月3日は現在の4月3日頃にあたります。ちょうど梅が見頃を終える時期で、桜には少し早い時期でした。
一方で「花盛り」の時期を迎えていた桃の花が、愛らしい女の子のためのお祭りにはぴったりだったのですね。
また中国では、古くから桃は「邪気を祓うもの」と考えられていたこともあり、魔除けと健康を願って桃が飾られるようになりました。
桃の花の花言葉は「天下無敵」「私はあなたのとりこ」「チャーミング」など。
女性の愛らしさと強さをあわせ持った、ひなまつりにぴったりな花です。
女の子はひな祭りには白酒や甘酒を飲むものですが、大人の女性は、桃のお花を観賞しながら桃のお酒で乾杯、というのも素敵ですね。
ところで、ひな祭りの飾りには、観賞用に改良されたハナモモが使われています。
先ほどもお話しした通り、桃の本来の満開時期は4月上旬ごろ、充分暖かくなってからになります。
ですが、桃の節句に合わせて出荷がされるため、まだ固いつぼみを専用の部屋に入れて蒸すことで、開花期を進めて市場へと出荷されています。
そのため、お家に届いた桃を乾燥したお部屋で管理すると、どうしてもお花が咲きにくくなってしまうのです。
「毎年、最後まで咲かずに枯れてしまうのが悲しくて・・・・」という方、ぜひ今年はひとひねり加えた水揚げ方法を試してみてはいかがでしょうか。
まず50度ほどのお湯を花瓶に深さ5~6センチほど用意し、そこにハナモモを活けます。
しばらくしてお湯が冷めたころ、お水を足したら終了です。
色の黒ずんでいない、しわの寄っていないつぼみであれば、乾燥を避けて適度な温度、湿度のお部屋で管理していただくことで、綺麗に咲いてくれますよ。
ということで、今回お届けしたお花はこちら。
*ハナモモ
(藤波幸夫 埼玉県)
*菜の花
(紀南農協 和歌山県西牟婁郡)
*チューリップ ドットコム
(センティア 富山県礪波市)
*ガーベラ イギー
(ADORE FLOWCA 静岡県牧之原市)
*デスバッドマム モモコ
(ALL4MUM 静岡県牧之原市)
*コロニラ バリエガータ
(日野洋蘭園 鹿児島県薩摩郡)
ちなみに、今回一緒にお届けしている菜の花は食用ではありませんので、お腹がすいても食べないでくださいね♪
みなさまのご自宅でのコーディネート、Instagramでも投稿お待ちしております。
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そして次回の定期便は …「ミモザ」をテーマにお届けする予定です。
ぜひ、お楽しみに♪