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今回ご案内するのは、群馬県藤岡市の「上州の蘭2011」の切り花のシンビジウムです!
「上州の蘭2011」は、もっと多くの方々にシンビジウムを「知ってもらいたい」、そして「好きになって頂きたい」また「その魅力を伝えていきたい」との思いのもと、2011年の秋に3名の農家さんによって設立されたグループです。
立ち上げて3年目には、2014年度 FLOWER OF THE YEAR OTA優秀賞を受賞するなど商品の良さが評価される一方、群馬藤岡災害と呼ばれる2014年2月の豪雪により壊滅的な被害を受けました。
この時、全体の7割に及ぶ1万4500平方メートルものハウスが倒壊。
寒さに耐え、無傷で生き残った鉢はわずか3割ほどで、3名の農家さんは収入を確保するためにわずかに残ったシンビジウムの出荷作業をしながら、瓦礫と化したハウスの撤去作業を行い、更地にするという大変な作業をこなされていたそうです。
終わりの見えない地道で大変な作業ですが、市場関係者や花屋さん、有志のボランティアなど多くの方が入れ代わり立ち代わり作業に参加して、なんとか上州の蘭2011を建て直された、という経緯があります。
大切に育て、出荷を控えていたたくさんの花が廃棄となってしまうのを見るのは、どれほど辛いことでしょうか・・・・。
シンビジウムの新苗を増やし、株分けをし、再び十分な量を出荷出来るようになるまで4年以上の年月を要したそうです。
今回は、復活を遂げ一段とパワーアップしている上州の蘭2011のシンビジウムを、みなさまの元にお届けいたします!
ところで、切り花のシンビジウムをご覧になられたことはございますか?
シンビジウムの切り花のほとんどは、茎が真っ直ぐの状態で出荷され、流通しています。
本来は放っておいても真っ直ぐには育ってはくれません。出荷される時まで、直立の状態を保つようにきっちり仕立てられているそうです。
また品種によっては、花芽があっちを向いたりこっちを向いたり、真横に伸びてしまうものもあります。
そんな時は、花芽の出方を見極めながら様々な道具を使い、美しい並びになるように人の手で調整作業を行っているそうです。
どんな道具を使っているかは、企業秘密でしょうか・・・・?(笑)まさにプロのお仕事ですね。
私たちも何気なく扱っているシンビジウムですが、改めて観察してみるとその美しさに見とれてしまいます。
シンビジウムは、明るい色からシックな色まで、品種も多種多様なのが魅力の一つ。
みなさまは、どの色のシンビジウムがお好きでしょうか?
一本でも華やかで絵になるゴージャスなシンビジウムを、花束ギフトとして、またとっておきの「ごほうび花」として、ご自宅でも存分にお楽しみください♪