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11月ももう下旬となり、街はすっかりクリスマスモードとなりましたね。
クリスマスツリーと並びクリスマスの街を賑わせてくれるのが、クリスマスリースです。
最近では小さなものから大きなものまで、様々なデザインのリースが街を彩るようになり、毎年テイストの違ったクリスマスリースを購入して楽しんでいる、という方も多くいらっしゃるでしょう。
このクリスマスリースに込められた意味をご存知でしょうか。私たちが何気なく選んでいるクリスマスリースですが、実は使われる素材にもそれぞれ意味があるのです。
今回はそんなクリスマスリースの意味や由来、楽しむ期間などをご紹介したいと思います。
リースの起源は古く、古代ローマ時代に遡ります。リースとは花や葉などで作られた装飾用の輪のことですが、ローマ人はお祝い事などで冠として頭に飾っていました。
ローマ彫刻などで実際にご覧になった方もいらっしゃると思いますが、冠は彼らにとっては太陽の象徴であり、とても特別なものだったのですね。
古代オリンピックでは、勝者に月桂樹で作ったリースが贈られていたようです。
その後、その習慣が広まっていくにしたがって常緑樹でも作られるようになるのですが、冬でも葉を散らさずに青々と茂る常緑樹のリースは「豊穣」や「繁栄」の象徴として、冬至や新年などお祝い事に使用されるようになりました。
また常緑樹の葉には殺菌効果や抗菌作用がありますから、無病息災の願いが込められているとも言われています。
飾りつけに松かさやリンゴなどもよく使われるのですが、これは豊作物の繁栄を意味しており、その年の豊作に感謝すると共に、翌年の豊作を祈願するために使われています。
キリスト教においては、ヒイラギを使ったリースは「キリストが十字架にかけられた際にかぶっていたいばらの冠」を象徴するとされ、クリスマスリースとして飾るようになったという説がありますが、クリスマスとリースが結びついた起源については不明な部分が多いのだそうです。
一般的には、その鋭利な葉から住人を守るための魔除けとして玄関に飾ることが多いようですね。
リースを飾る時期についてですが、クリスマスリースといえばアドベント、とご存じの方もいらっしゃるかと思います。
アドベントとは、ドイツ語でクリスマス前の4週間を指します。
その期間中、日曜日がくる毎に「アドベント・リース」という壁にかけないリースに蝋燭を1本ずつ立てていき、イエス・キリストの降誕を待ち望むというというのが習わしです。
ただヨーロッパの教会に行くと、1月に入っても教会にクリスマス装飾がされていることがあります。
私も以前、1月に旅をした際に教会にリースが飾られていて、「仕舞い忘れているのかなー?」なんて思ったのですが(笑)、それにはちゃんと理由があったようです。
というのも、神がイエス・キリストの姿をとって人間の前に姿を現した日と言われているのが主に1/6とされていたり、イエスが神殿で清められたとされるのが2/2であることから、それまでクリスマスの飾りを残しておく、という教派もあるそうなんですね。
とはいえ、日本では新年にはお正月飾りをご用意なさっている方が多いでしょうから、やはりクリスマスが過ぎたら仕舞われるのが一般的でしょうか。
さて、そんなクリスマスリースですが、一般的に色によって意味が異なるといわれています。
「赤」キリストの流した血、神の愛
「緑」繁栄、永遠の命
「金」ベツレヘムの星、希望
「白」純潔、罪のけがれのない清らかさ
よいはなでも今年は4種類のクリスマスリースをご用意しております。
赤、緑、金、白と全色入った華やかなものから、緑を基調にしたもの、冬らしいシックな色調に白を際立たせたものなど、おすすめをピックアップいたしました。
大きさも2種類ございますので、飾られる場所に合わせてお選びください。
木製のフレーム付きですので、また来年まで仕舞われる際にも崩れにくくなっております。
一年間の健康や収穫に感謝し、来年も良い運が巡ってきますように・・・と願いを込めて。
ぜひ、玄関やリビングに飾ってお楽しみください♪