いつも良い花をご利用いただき、ありがとうございます。
今週の定期便は、春のお花パンジーを中心にお届けしております。
「こんなに長いパンジーがあったのね!」と驚かれた方も多いかと思います。
パンジーというと、花壇の土の上からひょっこりと愛らしい顔を出しているお花で、茎が長く成長するイメージはありませんよね。
しかしここ数年は、非常に多くのパンジーが切り花として市場に出荷され、個性的でバリエーション豊かなパンジーに魅了されたお花屋さんがたくさん!
フリフリの花びらがとってもかわいいので、市場で通りすがりに見かけると、思わず立ち止まって眺めてしまいます(*^-^*)
今回は、切花パンジーの生産者として全国的に名高い「みやび花園」さんのパンジーをお届けいたしました。
パンジーの切り花農家さんは、全国でなんと数件のみ!
それもそのはず、切り花として丈夫に、そして出荷できる十分な長さに仕立てるには、多くの苦労があります。成長させながら何度も丁寧に花を摘み続けることで、栄養を豊富に含んだ、丈夫で長い茎を持つ株に仕上がるのだそうです。
お届けしましたパンジーはシャロンという品種で、パープルやイエローのミックスで縁取りや模様も様々です。定期便ご紹介の画像とお客様に届くパンジーの色が異なります。パンジーらしい変異の違いを楽しんでいただけたら幸いです。
お庭やベランダでパンジーを育てることが難しい方でも、切り花なら気軽にお家の中で飾り眺めることができますね。
咲いている花が萎れてきたら、それを摘み取ってあげると、他のつぼみに栄養が行きまた咲いてくれます。つぼみが付いている場合は、ぜひその過程をお楽しみください♪
ちなみに、パンジーの花の中央に見られる独特の模様。これは「ブロッチ」と言います。
パンジーには多様なブロッチがありますので、ここに注目してみるのもマニアックで良いですね♪
そして、今回のもう一人の主役であるアネモネは、結婚式のブーケなどでも使用されることが多い人気のお花です。
「アネモネ」の花言葉には、「あなたを愛します」「はかない恋」など、ロマンティックなものが多いのも納得。
アネモネの種には長い毛があり、風によって遠く運ばれることから、ヨーロッパでは「風の花」と呼ばれています。
意外に思われる方が多いかもしれませんが、私たちが花びらと思っている部分は実はガクで、アネモネは花びらのない珍しい花なのです。
そしてアネモネは、光と温度に敏感に反応する特徴を持つ花ですので、朝になると開き、夜になると閉じるを繰り返します。
陽の当たるところに置いておくと、あまりに大きく開いているのでビックリしてしまうことがあるのですが(笑)、夜になるとまたキュッと閉じてしまうのが面白いですね。
明るくなっても開かなくなると、見ごろは終わりになります。
今回、この2種類の軽やかなお花に合わせたグリーンは、アジアンタム。
観葉植物としても人気の高いグリーンですね。そよそよと風が吹くような、そんな爽やかさを感じて頂けたらとっても嬉しいです。
ということで、今週のお花はこちら。
アネモネ フルールセゾン(千葉県旭市)
パンジーシャロン みやび花園(群馬県富岡市)
スイートピー 晴れの国岡山(岡山県倉敷市)
アジアンタム 武農園(静岡県御前崎市)アネモネやパンジーは、茎が自由に伸び真っ直ぐでないことが多いお花です。
その繊細なナチュラルさを生かして、風が通るように、優しく軽やかに活けてみてくださいね。
皆様のご自宅でのコーディネート、Instagramでも投稿お待ちしております♪
#よいはな #yoihana @yoihana_flower
そして次回の定期便も、まだまだ春のお花が続きます!
引き続き、お楽しみに♪