今週は、ブルー系のお花を中心にお届けしております。
お花が大好きな方、またよくお花屋さんに行かれる方は、「お花屋さんにはブルーの切り花が少ない」ということをご存じかもしれません。
お花屋さんに行って「男性に渡すので、ブルーの花束をください」と言ったときに、「ブルーの花は少ないので、パープルを入れても良いでしょうか・・・?」なんて聞かれること、ありますよね。
それもそのはず、バラやダリア、カーネーション、ガーベラなど定番のお花には、ブルー系の品種がもともと存在しないため、お花屋さんはブルーのお花を手に入れるのが大変なのです。
ブルー系の品種がない切り花には、青い色素が存在していてもそれを花色として発色する遺伝子がないため、青い花が咲かないのだそうです。
そのため、ブルーのバラやブルーのガーベラが必要な場合には、現在のところは染料でブルーに染めるという方法しかないのですね。
でも、春のお花にはブルーのお花がたくさんあります♪
今回お届けしているアネモネやパンジー、ニゲラ、ルピナスなどは、染めているのではなく、もともと青いお花です。
アネモネなどのお花については、これまでのブログでもご紹介してきましたが、ルピナスは初めてご覧になった方もいらっしゃるでしょうか。
今回お届けしたルピナスピクシーデライトはマメ科ルピナス属の一年草で、北アメリカ原産の植物です。原種のテキサスブルーボンネットは、テキサス州の州花にもなっているお花です。毎年春になると、ハイウェイ沿いの広大な野原に一斉に咲き誇る姿が見られるのだそうですよ。
とても爽やかで美しいブルーのルピナス、ぜひ陽の光の入る明るいところで観察してみてくださいね。
ゼラニウムの爽やかな香りとともに、お楽しみください。
ということで、今週お届けしたお花はこちら。
フリージア アネシー
(高成園 埼玉県杉戸町)
アネモネ モナリザ ディープブルー
(糸島農協 園芸連 福岡県糸島市)
パンジー オルキブルーシェード (みやび花園 群馬県富岡市)
ルピナス ピクシーデライト
(伊藤成幸 千葉県)
ニゲラ ニゲラブルー
(青木園芸 千葉県南房総市)
マトリカリア ダブルラテ
(嶋田園芸 千葉県旭市)
ゼラニウム スノーフレーク
(青木園芸 千葉県南房総市)
春のお花は、一本一本が繊細で真っ直ぐに伸びていないものが多いのが特徴です。
小さな花瓶にキュッと活けるよりも、その自由な茎の動きを生かしてナチュラルに、そしてちょっと無造作に活けてあげるのがポイントです♪
皆様のご自宅でのコーディネート、Instagramでも投稿お待ちしております♪
#よいはな #yoihana @yoihana_flower
そして次回の定期便は …「ひな祭り」をテーマにお届けする予定です。
ぜひ、お楽しみに♪
By よいはなフラワーデザイナー Nao