いつもよいはなをご利用いただき、ありがとうございます。
今週の定期便のテーマは、「十三夜」です!!
皆さま「十三夜」をご存じですか?
9月には、中国伝来の風習である「十五夜」のお花をお届けいたしましたが、実は日本独自の風習に「十三夜」というものがあります。
十五夜では月の神様に豊作を願うのですが、十三夜は収穫を神に感謝しながら、美しい月を愛でるというものです。
満月の日には夜空を眺める方も多かと思いますが、古くは月の満ち欠けなどを用いて暦を計算する旧暦を用いていたため、人々の生活と月は現在よりも密接につながっていたのです。
十三夜のお月見の始まりについては、平安時代に醍醐天皇が月見の宴を催したのが始まりではないかという説が代表的です。
そして、十五夜と十三夜のどちらか一方しか見ないことを「片見月(かたつきみ)」または「片月見」と呼び、縁起が悪いとされていたそう。片月見とならないよう、両日とも、お月見を楽しみたいですね!
さて今年の十三夜は、10月8日(土)です。別名は「豆名月・栗名月・後の月」。
この時期は栗や豆が収穫できる時期ですから、こういった旬のものをお供えしてお月見を楽しむのですね。
十三夜をご存じなかった方、今年はぜひ栗羊羹や豆大福などをお供えして、秋のお月見を楽しんでくださいね!
というわけで今回はこの十三夜にちなみ、満月のような美しいダリアや、ちょっと珍しい観賞用の栗などをお届けしております。
<七立栗>
栗といっても、お届けしているものは茎が付いているので飾りやすいですね。
観賞用とはいえ、イガの部分はしっかり尖っていますから、ペットや小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、飾る場所にご注意ください。
10月に入り涼しくなってきましたので、旬を迎えたダリアも積極的に飾りたいお花のひとつです。
<ダリア 月の光>
明るい黄色がとっても美しい品種ですね。ダリアはお水が大好きですので、花瓶のお水は多めにして、切り口を斜めにカットして吸水面を広くしてあげるとよくお水を吸いますよ。
またススキは、十五夜や十三夜でお馴染みの花材です。ススキの鋭い切り口は魔除けの意味があるとされ、また茎の内部が空洞のため、神様の宿り場になると信じられていたそうです。
そしてパステルカラーが優しい印象のアスターも、月が美しい夜にぴったりのお花ですね。
アスターはキク科の一年草で、別名をエゾギクと言います。ところが、「蝦夷」と付いているにもかかわらず北海道には自生しておらず、日本に最初に持ち込まれたのも当時の薩摩だったとのことですから、ちょっと不思議なネーミングですね・・・。
キク科のお花でも、アスターは小花感覚であしらうことが出来て、とってもオシャレですね♪
ということで、今回お届けしたお花たちはこちら。
- ススキ JA常陸(茨城県北部)
- 七立栗 JA高知県(高知県幡多郡 )
- ダリア 月の光 花工房やまぐち(長野県青木村 )
- ガーベラ フルムーン ガーベラナガオ(徳島県徳島市 )
- アスター ココットラベンダー 花職人AIZU(福島県会津若松市)
- フジバカマ レッド JAながの(長野県飯山市 )
美しい月とともに、お花を楽しんでくださったら嬉しいです。
みなさまのご自宅でのコーディネート、Instagramでの投稿お待ちしております♪
#よいはな #yoihana @yoihana_flower
そして次回の定期便は・・・・「秋バラ」をテーマにお届けする予定です。
ぜひ、お楽しみに♪
by よいはなフラワーデザイナーNao