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本日はハロウィン、そして11月も終わりということで、首都圏では本格的な秋を迎えています。
紅葉を楽しみに山へ出かけたという方も多いのではないでしょうか?
さて今週の定期便のお花は、11月6日が「いい(11)マム(6)」と語呂合わせで『マムの日』であることから、美しい日本のマムをメインに、秋らしい情緒あるセレクトでお届けしております。
11月は、マムが一年で一番の旬を迎える時期です。全国各地で菊展などが開催され、愛好家の皆さんにとってはとっても楽しいイベントばかり。
なかでも顔の大きさほどに開花した見事なマムは、一輪でもとっても見ごたえがありますね。
マムとはもちろん菊のことで、万国共通の学名です。日本には中国から平安時代に伝わり、鎌倉時代には皇室の紋章に採用されるなど、国花として愛されてきました。
日本では仏花のイメージが強いお花ですが、欧米などに行くと、ギフトブーケなどにたくさんマムが使われているのを目にします。先入観を捨てて改めてマムに注目してみると、色や形がオシャレな品種がたくさんあって、思わずアレンジに使いたくなるようなものがたくさんあります。
<マム 糸もみじ>
今回みなさまにお届けしているマムは、ディスバッドの「糸もみじ」です。
開花した時の糸のような花びらの動きがとっても繊細で、日本人の心をくすぐる、いけばなにもぴったりの品種ですね。
disbud(ディスバッド)は、「取り除く」という意味の dis と「脇芽」という意味の bud が合わさった言葉です。
脇芽を取り除き、一輪の花に栄養分を集中させて咲かせたマムは、土壌の栄養をしっかり吸収し、一輪一輪が美しく開花する力を持っています。
花びらのグラデーションが美しい「糸もみじ」を、ぜひじっくり眺めてお楽しみください。
そしてもう一種類のマム、枝分かれした可愛らしい「セイ ヌーボ」もちょっと珍しい品種です。
<スプレーマム セイヌーボ>
こちらはなんとも優しいピンクのグラデーションで、とっても癒されますね♪
コロッと自然な丸みがあり、小さな一輪挿しなどに活けてあげても、とっても素敵です。
洋風のアレンジメントに使っても、全く違和感がなさそうですね。
今回はこのニュアンスカラーが美しい2種類のマムに、シックなパープルが人気のビバーナム・ティナスや、紅葉した雪柳などを合わせました。
そして、すらっとした美人さん、アヤメ科のアシダンテラも添えています。
<アシダンテラ>
その形状から「においグラジオラス」と呼ばれていますが、白い花がとっても上品ですね。
日本原産のように見えますが、こちらは南アフリカのエチオピア生まれ。
でも、花に香りがありすっきりとした姿が美しいことから、いけばなにも利用されています。
ということで、今週は11月6日の『マムの日』にちなみマムを主役にしたセレクトでお届けいたしました。ラインナップはこちら。
・マム 糸もみじ 佐藤農園(富山県富山市)
・スプレーマム セイヌーボ JA全農栃木はが野(栃木県真岡地区)
・アシダンテラ JA丸朝園芸(千葉県山武郡)
・枝物 雪柳紅葉 上條昭家(長野県)
・ビバーナム ティナス JAえひめ中央( 愛媛県松山市 )
仏花のイメージが強いマムも、合わせる花材や活ける器によって、とっても情緒のあるアレンジになりますよ。
今週も、ご自宅で素敵な花あしらいをお楽しみください♪
みなさまのご自宅でのコーディネート、Instagramでの投稿お待ちしております♪
#よいはな #yoihana @yoihana_flower
そして次回の定期便は・・・・「立冬」をテーマにお届けする予定です。
ぜひ、お楽しみに♪