いつもよいはなをご利用いただき、ありがとうございます。
今週の定期便は先週に引き続き、ヤマキ花卉園さんのヒマワリをお届けしております。
こちらのヒマワリに合わせて、ちょっとワイルドなコーディネートになっておりますので、今日はお花のご紹介をしてまいります♪
まず、ヒマワリのようなお花、ルドベキアはお庭で育てている方も多いですね。
<ルドベキア キャラメルミックス>
ルドベキアは北アメリカ原産のキク科のお花で、とてもたくさんの種類が出回っています。
花びらが反り返ったり、色も茶色だったりピンクだったりと、素朴な魅力に溢れているお花です。そのため、古くからヨーロッパでも庭園植物として親しまれてきました。
「ルドベキア」という名前は、植物学者のルドベックさんにちなんでいるのだそうです(笑)。
そして、その見た目と名前からして日本には自生していなさそうなお花、リューカデンドロンもヒマワリに良く合います。
<リューカデンドロン サファリサンセット>
リューカデンドロンはアフリカ原産で、日本へ輸出されるものはオーストラリア産が中心です。
「これ、お花なの?」と思われた方は、上の部分を広げて中を覗いてみてください。
リューカデンドロンは、花や蕾が苞葉(ほうよう)の中に隠されている珍しい植物です。
苞葉とは、蕾を包むように葉が変形した部分のことです。そのため私たちは、主に色付いた苞葉を花のかわりに鑑賞するのですね。
丈夫でとても長持ちするため、夏の切り花として大人気です。実は、切り花を挿し木で増やしていくこともできるそうですので、試してみるのも楽しいですね♪
そして、とっても夏らしいお花、紅花(ベニバナ)は私たち日本人にも馴染みのあるお花ですね。
<ベニバナ>
紅花を見る度に、大好きな映画「おもひでぽろぽろ」を思い出します。
主人公の東京育ちの女性が、「自分探し」のために山形県の紅花農家を訪れるお話なのですが、紅花畑の描写がとても鮮やかで、染料のもとになる花を摘む様子もとても丁寧に描かれています。
原産地の中近東からシルクロードを経て、3世紀頃に日本に渡来した紅花は、近畿地方で栄え、次第に全国に広まっていったといわれています。中でも産地として有名になったのが山形県で、紅花は代表的な染料植物のひとつとして、口紅や京染めなどに使われてきました。
しかし現在では、化学染料が安く流通するようになったことから、天然染料である紅花の生産数は減り、本物志向の染料業者などへ向けた栽培が中心になっているそうです。そのため山形県では、紅花文化を守るために「紅花まつり」などのイベントが開催されています。
そんな紅花ですが、観賞用としてもまだまだ日本の夏には欠かせないお花です。山形県の山間に広がるオレンジ色の紅花畑を想像しながら、元気よく活けたいですね!
夏と言えば!のラン(モカラ)も人気のお花です。
<モカラ サイアムゴールド>
モカラは、シンガポールで3つのランを人工的に交配して開発された種類です。南国のお花らしく暑さに強く、イエローの他にもピンクやレッドなど、発色の良い品種が揃っているのが特徴です。
まだまだ海外のリゾートに行きづらい昨今、ビビッドなランを飾って、心の中でバケーション気分を味わうのも良いですね。
とても個性的なお花の形をしているので、一輪ずつ茎から摘み取って、貝殻などと一緒に水を張ったガラスの器に浮かべるのも素敵です♪ 気分はハワイでしょうか?それともバリ島・・・・?
ということで、今回お届けしたお花たちはこちら。
・オレンジ系ヒマワリ 千葉県館山市 ヤマキ花卉園
・ルドベキア キャラメルミックス 福岡県福岡市 高井農園
・リューカデンドロン サファリサンセット 南アフリカ
・モカラ サイアムゴールド タイ
・ベニバナ 山形県寒河江市 JAさがえ西村山
・ヒエ フレイクチョコラータ 福岡県うきは市 JAにじ
夏の暑さにも強いお花をセレクトしておりますが、室温が上がるとどうしてお水が濁りやすくなります。できるだけ毎日お水替えをし、その際に切り口を新しくしてあげることで、鮮度を保つことが出来ますよ。
今週も、素敵なフラワーライフをお楽しみください。
みなさまのご自宅でのコーディネート、Instagramでの投稿お待ちしております♪
#よいはな #yoihana @yoihana_flower
そして次回の定期便は・・・・「6月20日ペパーミントデー」にちなみ、ミントなお花お届けする予定です。
ぜひ、お楽しみに♪
by よいはなフラワーデザイナーNao