8月12日発送の定期便テーマ「LAユリとマム」

いつもよいはなをご利用いただき、ありがとうございます。

暑い日が続いておりますが、みなさま体調を崩されていないでしょうか?

今週はお盆休みを取られる方も多いかと思いますので、今回はちょっと和のテイストを入れてお届けしております。

みなさまは、お花屋さんでユリを買うことはありますか?

ユリと聞いてまず頭に思い浮かべるのは、白い豪華なカサブランカかもしれません。でも実は、ユリにもたくさんの種類があります。

カサブランカとは、あくまでも オリエンタルという種類のユリ中の、ひとつの品種にすぎません。ですから、白いユリはカサブランカの他にもたくさんあります。

オリエンタルユリは、香りが強く大ぶりな、ヤマユリなどの日本の森林に咲くユリを交配して生まれたものです。

このオリエンタルユリのほかにも、小さめで香りはないけどカラーバリエーション豊富なスカシユリや、スカシユリよりちょっと大きいLAユリ、葬儀やお盆などに使われる鉄砲ユリ、そして6月にちょっとだけ出回るササユリといった原種系ユリなど、たくさんの種類がお花屋さんには出回っています。

スカシユリは、以前も定期便でお届けしましたね。

今回お届けしているLAユリは、ロンギフローラム(テッポウユリ)とアジアティック・ハイブリッド(スカシユリ)という2つの品種を交配して作られたもので、それぞれの頭文字をとって命名されました。

LAユリは、ユリならではの華やかさを手ごろに味わえる一方で、強い香りが無く家庭で飾りやすいことから、とても人気があります。

お花の大きさがある程度ありますので、開花するのが楽しみですね♪

そして今回は、お盆に大活躍の、マム(菊)もお届けしています。

〈スプレーマム ファイヤーボール〉

「菊」と聞いて皆さまが思い浮かべるイメージは、一般的には「お供えの花」でしょうか?

そもそも菊は、古来より清らかで格調高い花として日本では国花にもなっています。平安時代にはすでに菊が親しまれ、歌にも詠まれていましたし、江戸時代には菊を家紋にすることが流行したそうです。そこには、今のように「お供え」のイメージはありませんでした。

菊にお供えのイメージが定着するようになったのは、なんと戦後になってからです。意外と新しいことに驚きませんか?

というのも、戦後の高度成長期に菊の栽培技術が急激に進歩したことで、白い菊を大量に使用した祭壇を設ける習慣が根付いたことが影響しているのだそうです。

また菊はとても丈夫で、水に浸けておくだけで2週間ほどもつことから、常にストックをしておいて急な葬儀の注文に備えることが可能ということも、大きな要因だったのでしょう。

ところが今では、菊のカラーバリエーションは豊富になり、黄色や赤といった原色でないニュアンスカラーの菊も登場しています。

ダリアのように大きく華やかなものもたくさんありますね。産地さんはオシャレな品種を作り出そうと積極的に研究され、次々に新品種が開発されています。

ご自身の結婚式で、会場装飾や髪飾りに菊を使用したという方も多いのではないでしょうか?

こういった需要の広がりから、現在ではお供えのイメージを払拭しようと、菊を英名の「マム」と呼ぶ動きが全国的に広まっています。

今回お届けしたマムも、小さなヒマワリみたいでポンポンしていて可愛らしいですね♪

ぜひ皆さまにも、お花屋さんにいったら積極的にマムのお花を手に取ってみてほしいなと思います。

ちなみに今回は、おまけでホオズキの実をお付けしました。お盆の風情を味わっていただけたら嬉しいです。

というわけで、今回お届けしたお花たちはこちら。

※8月12日㈮発送分は以下の品種となります。一部、写真の花材と異なりますがご了承ください。

LAリリー インディアンダイヤモンド JAふかや(埼玉県深谷市)

・アスクレピアス  ビートリック JA豊橋(愛知県豊橋市)

・スプレーマム ジーニーオレンジ お花屋さん()

・スモークグラス JAながさき西(長崎県佐世保市)

・アンブレラファン オーストラリア

・ホオズキ JAおおいた(大分県)

みなさまのご自宅でのコーディネート、Instagramでの投稿お待ちしております♪

#よいはな #yoihana@yoihana_flower

そして次回の定期便は・・・・・「トルコキキョウ」をテーマにお届けする予定です。

ぜひ、お楽しみに♪

by よいはなフラワーデザイナー Nao

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