いつもよいはなをご利用くださりありがとうございます。
先日、骨董市に行ったら、着物のお店の方が黒留袖をスカートにアレンジして着こなしていました。
柄がステキな留袖にはあこがれてしまいますが、全く用途がない…
なので、いつも柄だけを愛でてステキだなーと思うだけでした。
伝統技術の美しさをこんな風に着こなせるなら、捨てられることなく活用でききる発見のある日でした。
そう、黒留袖は着られる時が最も限定される着物なのです。
新郎新婦の母と仲人夫人が着るもので、現在では洋装の結婚式も増え、少子化で結婚式も減りましたので、ますます黒留袖が着られることも少なくなりましたね。
『黒の日』は、この黒留袖に関係する記念日です。
日付の「く(9)ろ(6)」(黒)と読む語呂合わせから、京都黒染工業協同組合によって1988年に伝統染色の黒染めをPRし、黒紋服や黒留袖の普及を図る日として制定されました。
この他、「96・黒」にちなみ、
「黒豆の日」「黒豚の日」「黒酢の日」「黒にんにくの日」
「のどぐろ感謝の日」「黒霧島の日」「ブラックサンダーの日」…
食べ物に関する記念日が目白押しです。
記念日になっている食べ物はなんだか活力付きそうな力強いものばかり!
夏の暑さも長く体が疲れてくる時期に、
スーパーなどで「黒いものを食べて元気になろう」とアピールして、9月の欠かせないキャンペーンになっているかも知れませんね。
余談ですが。
9月6日が記念日になっているアーティストさんってご存じですか?
思いつきますでしょうか?
ヒントは、日付が9と6で「ク(9)ロ(6)」の語呂合わせで「黒」がポイントです。
こたえは、なんと!
昨年2022年にデビュー50周年を迎えた松崎しげるさんの『松崎しげるの日』でした~♪
日に焼けた黒い肌で多くの人に親しまれているアーティストの松崎しげるさんのデビュー45周年記念に制定されたそうです。
トレードマークの日に焼けた肌が黒く見えることにちなみ9月6日が記念日にするなんて、とってもユニークですよね。
毎年、「『黒フェス』しげる祭り~白黒歌合戦~」などのイベントを行っていて、たくさんの個性的なゲストばかりです。
サイトを見ても黒白でカッコイイ!
調べただけなのに、なんだかとっても楽しそうです。
今年73歳を迎えられるアーティスト、年齢を感じさせない素晴らしい声量と歌声が楽しみですね。
9月6日は、「黒」にちなむたくさんの記念日があることがわかりましたねw
切花にも、黒・ブラックとつく植物があります。
春はチューリップやダリアなどがありますが、
秋はなかなか見つからず葉ものや実ものをご紹介します。
黒やブラックと名前に付きますが、実際の色はブラウンやダークパープルが多いですね。
今回は、ブラウン&マスタードのカラーコンビネーションでちょっぴり秋の装いですよ。
◆今週のよいはな
『黒ヒエ フレイクチョコラータ』
切花流通名は「フレイクチョコラータ」なんてオシャレな名前で呼ばれていますが、雑穀のヒエの1種です。
シックな色合いでよく見ると赤みがかるブラウンに先端はグリーンで、実としてはまだ若さを感じさせます。チョコミントを感じる色味になっていて、渋可愛い。
風に揺らぐしなやかさがあるので、アレンジやブーケのアクセントになります。ドライフラワーになる花材ですので、秋の収穫祭シーズンまで飾ってお部屋をステキに演出できますね。
◆ルドベキア チェロキーサンセット
シックなのに花に動きがあり、隠れた華やかさを感じさせる大輪のルドベキア チェロキーサンセットをご紹介です。
黒い葉や実ものを集めて暗い印象になりがちなところをオシャレにトーンアップしてくれます。大きい花がアクセントになってくれています。
個体差があり色はマスタードからブラウンまで。花弁も一重から八重咲きと変化が魅力的でシックな色合いのお花です。
葉や茎には、白色の硬めの毛が密に生えていて触るとザラザラした感触が特徴です。
Instagramでいつも憧れ眺めている生産者さんの一人YARI FLOWER FARMさんのチェロキーサンセットが、私としては入荷したこともうれしいポイントの一つです!
◆タンジー
タンジーはキク科の多年草です。
キク科で定番のマーガレットのような花型になる舌状花がない点が、ヨモギに似ていることから、和名をヨモギギクと呼んでいます。
シダのような深い切れ込みの深緑色の葉で、ボタンのようなぷっくりとした直径1㎝ほどの黄色い花をたくさんつける植物です。
ヨーロッパでは、古来よりハーブとして幅広く活用されてきた植物です。
棚や食品庫に置いて虫よけとして使ったり。
防虫効果が高いことで、アリの侵入を防ぐ為に台所の入口に植えたり、花束にして窓際に吊るしてハエなどの虫が室内に入るのを防ぐのにも使われていたそうです。
また、畑などではマリ―ゴールドのようなコンパニオンプランツとして果樹などのまわりに植え害虫防除にも利用されています。
絹やウールなど動物性の繊維の染色用ハーブとしても有名です。
花はアルミ媒染で黄色に、茎葉は銅媒染によってウールをくすんだ緑色に染め上がるそうです。
『黒の日』にちなんで、黒の葉や実ものを入れた花色合わせで、秋らしさを取り入れました。
今週の定期便
- フィロデンドロン ブラックコンゴ (マレーシア)
- トウガラシ ブラックフィンガー JAみなみ信州(長野県)
- クロヒエ フレイクチョコラータ コスモファーム(福岡県久留米市)
- ルドベキア チェロキ-サンセツト YARI FLOWER FARM (長野県安曇野市)
- タンジー JA福島さくら(福島県郡山市)
- モカラ サンセット (タイ)
- ドラセナ コンパクタ―パープル (スリランカ)
【水揚げ方法】
水揚げ処理をしっかりしていただいてから飾ると植物がお水をしっかり吸い上げてイキイキしますので、お花の持ちも良くなります。
フィロデンドロンはカッターでカットをお勧めします。
ドラセナ、トウガラシ、クロヒエは空切り。
タンジー・ルドベキアは湯上げしてお届けしています。
元気でしたらモカラとともに水切りでOKです。
花瓶に活ける際、どの花も水につかる部分に付いている花や葉は、取り除いてくださいね。飾る際は、切花栄養剤を入れると花もちが良くなり、開花が促進されツボミも咲きやすくなり、水も濁りにくくなりますよ。
置き場は、直射日光と風が通る場所、エアコンが当たる場所は避けて置いてくださいね。30℃を超える暑い日が多いので、こまめに水替えをして花瓶や水を清潔に保つと長持ちします。
直射日光やエアコンなどの風が当たる場所は避けて飾りましょう。
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次回の定期便は…
「コスモス」をテーマにお届けする予定です。
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photo hachi