よいはな取材レポ【愛知県渥美半島のマム】

いつもよいはなをご利用いただき、ありがとうございます。

 

今回は、よいはな取材レポをお届けいたします♪

 

私たちがお邪魔したのは、愛知県渥美半島に位置する田原市。

愛知県は全国トップクラスの農業王国で、お花の他にもキャベツやブロッコリー、メロンなど農業が盛んです。

なかでも田原市は、菊(マム)の栽培面積、出荷量で全国一位を誇る産地です。

 

田原市に入るとそこかしこにお花のハウスが現れ、その数は民家の数よりも多いのではないかと思うほど!海からは波の音も聞こえ、とっても良い雰囲気です♪

 

 

渥美半島では、夜になると秋の風物詩となっている幻想的な風景を見ることが出来ます。

 

 

 

 

こんなカラフルなハウス、見たことがありません!

真っピンクなものもあり、ちょっとびっくり!!

 

それもそのはず、渥美半島では菊のハウスがライトアップされる、その名も「電照菊」で有名なのです。

 

「電照菊」とは、花芽ができる前の時期に電照し、人工的に日照時間を長くすることで開花時期を遅らせる栽培方法です。

これによって、花の需要が最も多い、正月から春のお彼岸の間も出荷が出来るようになったそう。

ハウスによって色も違ったりして、とっても不思議な光景です・・・。

 

 

さあそして翌日はいよいよ、取材のスタートです♪

 

まず私たちが伺ったのは、JA愛知みなみの巨大施設、フラワーステーションです。

とっても大きな施設なので、写真に納まりません(;’’)

 

 

 

 

このフラワーステーションは、情報システムを活用した施設で、集まってきたお花を検査・梱包し、温度管理された立体倉庫に一時保管され、その後機械で仕分け、そして全国へ出荷という一連の作業が迅速に行われています。

 

 

立体倉庫は、まるで立体駐車場のよう!整然と並んだお花の姿は圧巻です。

 

 

 

 

検品が終わったお花がベルトコンベアーで運ばれ、品質保持のために冷蔵庫で保管されているのですが、ここにはなんと5400箱も入るそうです!

それでもお盆時期などは入りきらないほどにお花が出荷されてくるそうですから、さすが農業王国ですね。

 

さてこの後私たちが伺ったのは、フルブルームマムを生産していらっしゃる、林さんご夫妻のハウスです♪

 

フルブルームマムとはその名の通り、満開に咲かせてから出荷をする菊のこと。

通常の輪菊は、蕾の状態で出荷して、お客様のもとで開花していくものですが、産地さんのもとでしっかり開花するまで管理することで、まるでダリアのようにボリュームのある、菊本来の美しい姿に仕上がります。

 

 

 

 

 とっても美しい菊ですね!つぼみでカチカチの菊を見慣れている方は、驚かれるのではないでしょうか?

 

そして今回一番のお楽しみは、このフルブルームマムを染めたカラーリングマムです。

 

(カラーリングマムの開発者、林さとみさん)

 

 林さとみさんは「未来の子供たちへ、もっと自由な発想でお花を楽しんでもらいたい」という想いのもと、色素の調合に研究を重ね、明るい色からシックな色まで、フルブルームマムを様々なカラーリングマムとして商品化されていらっしゃいます。

 林さんはご夫妻でマムを生産されているのですが、カラーリングマムはさとみさんの担当。

まるで『魔女の宅急便』に出てくる実験室のような楽しいお部屋で、染めの工程を説明してくださいました。

さとみさんは小学校でマムのカラーリング体験授業を行うなど、お花をより身近に感じてもらうための活動も行っていらっしゃいます。

 

 

 

 (ご自身が調合された「群青色」のボトルを手に)

 

 

実は私たちは先日、今回の取材のきっかけとなったイベントで、東京都内のホテルでカラーリングマムを装飾に使わせていただいたのですが、その日本的な微妙な色合いに一目ぼれ♪

実はもっと派手な色を想像していたのですが、とても使いやすい自然な発色で、和食レストランにもとても良く馴染んでくれました♪

 

 

 

JA愛知輪菊部会では、菊が日本を象徴する花のひとつであることから、さとみさんが開発された「和」をテーマにした13色を展開して出荷しています。

 それぞれの色合いには「群青」「花浅葱」「紺青」など、素敵な名前が付けられているのですが、どれも奇抜な色ではなく、思わず使ってみたい!と思わせるようなものばかり。

 生産者さんは、これからどんどんカラーリングマムを広めていきたいとのこと。

その情熱と、菊が持つ可能性に想いを馳せながら、私たちは帰路に着いたのでした・・・・・。

 

(左から林正彦さん、林さとみさん、今回取材でお世話になった河合園芸の河合俊幸さん)

 

 

ということで、今回の取材レポは終わりです。 

 

菊は、もともとはお祝いの花でした。昔は旧暦9月9日の「重陽の節句」に、無病息災や長寿を願って菊を飾る習慣がありましたし、菊を家紋にすることが流行した時代もありました。

 

ところが戦後になり、菊の大量生産技術が進歩したことから白い菊がお葬式に大量に使われることになったため、「別れ」のイメージが先行するようになりました。

 

しかしかならずしもそうではない、菊というお花が持つ本来の奥ゆかしさや美しさを、改めてみなさまに感じていただけたらいいなと思っています。

 

そこで今回はよいはなでは、このカラーリングマムの販売をさせていただきます。

ご自宅で気軽にお楽しみいただけたら嬉しいです。1本でも見ごたえのあるお花ですので、ぜひ商品ページをご覧になってくださいね。

 

またお正月には、カラーリングマムを使用したアレンジメントや花束の商品展開を予定しております。

新しい門出の時にも菊はぴったりです。今までにはないマムの魅力を、存分に味わってくださいね♪

 

 byよいはなフラワーデザイナー Nao