いつもよいはなをご利用いただき、ありがとうございます。
今週は、秋バラをメインにお届けしております♪
まず最初にご紹介するのが、強いダマスク香が特徴の高級品種、パパメイアンです。
<バラ パパメイアン>
パパメイヤンは、ベルベットの光沢と黒紅の深みを合わせ持った、まさに黒バラの名花。香りで選ぶなら外すことのできないバラです。
しかし切り花向けに栽培している農家さんがはとっても少ないため、大変貴重な品種です。
名前もとっても特徴的ですね。フランスの著名な育種家、アラン・メイアン氏が、祖父アントワーヌ・メイアン氏に捧げて付けられたのだそうですよ。
芳醇な香りとゴージャスな花形は、他の品種にはない特別感を感じさせ、フランスのバラらしい気品を醸し出しています。
今回はこのパパメイヤンを、よいはなで日ごろからお世話になっている梶農園さんから届けていただきました。
そしてもう1種類のバラは、滋賀県守山市の國枝バラ園の國枝さんしか作っていないバラ、サウスパークです。
<サウスパーク>
サウスパークは変わり咲のバラです。花びらの巻き方がとっても可愛くて、女心をくすぐるりますね♪
開花するにつれ内側のサーモンピンク色の花弁が花開き、まるで夕焼け空のような色にグラデーションする様がとても美しいお花です。
こちらはフルーティーな香りで、とっても癒されます。パパメイヤンとの香りの違いをお楽しみいただけたら嬉しいです♪
今回はこの2種類の秋バラに、肌寒くなり紅く染めはじめた枝ものや実ものを合わせました。
ヒペリカムは実ものとしてご存じの方が多いと思いますが、紅葉した葉っぱもとても美しいですね。赤く染まり始めた葉は、秋バラを引き立たせてくれます。
またシュウメイギクも、この時期ならではのお花です。
シュウメイギクは漢字で書くと「秋明菊」となり、白やピンクの花を咲かせる宿根草です。キンポウゲ科の植物で、花の形はアネモネに似ていますね。
<シュウメイギク画像>
シュウメイギクは「貴船菊」、「秋牡丹」などの別名でも呼ばれ、欧米では日本風のガーデンには欠かせない植物となっています。日本の草花という印象が強いですが、実は中国が原産となる帰化植物で、野山に多く自生しています。
実はシュウメイギクの花はガクが花弁化したもので、実際には花びらはありません。
私は長いこと花びらだと思っていたのですが・・・植物は奥が深いですね。
そして最後にご紹介するのが、バラの実です。
10月上旬頃から色が染まり始めたバラの実が出回るのですが、その中で特に小さな実を付ける種類の野バラ。野バラはバラの原種で、白い小さな花を咲かせます。
<野バラ>
大ぶりなものは、枝ぶりを生かして豪快に活けると映えるのですが、今回は定期便サイズの小ぶりなものになっています。
こういった小さな枝は、ちょっといけばなを気取ってお猪口などにあしらってみるのも素敵ですね♪
ちなみに野バラは、吊るしておけばドライフラワーとして一冬楽しむことができますよ。
ということで、今回お届けしたお花はこちら。
・バラ「パパメイヤン」(梶農園)
・バラ「サウスパーク」(クニエダ)
・カーネーション「レジェ」(JA松本ハイランド)
・シュウメイギク(A津南町)
・野バラ(青木園芸)
・ヒペリカム紅葉(JAちちぶ)
みなさまのご自宅でのコーディネート、Instagramでの投稿お待ちしております♪
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そして次回の定期便は・・・・「 ハンドメイドの日 」をメインにお届けする予定です。
ぜひ、お楽しみに♪
by よいはなフラワーデザイナーNao