いつもよいはなをご利用いただき、ありがとうございます。
今週は、先週のネイティヴ・フラワーからがらっとテイストを変えて、日本らしいお花をチョイスさせていただきました。
お楽しみいただいていますでしょうか?
箱を開けて最初に目に入ってくるのは、やはり真っ赤なダリア!ではないでしょうか。
コロコロしていて、とっても可愛いダリアですよね。
そして今回、サブのお花として選ばせていただいたのは、黄色いリコリスです。
お気づきの方も多いと思いますが、リコリスは花姿が彼岸花によく似ていますね。
実は園芸上では、彼岸花の仲間を総称してリコリスと呼んでいるんですよ。
つまり、皆さまが思い浮かべる日本の赤い彼岸花も、リコリスの仲間のひとつなんですね。
今回お届けしたのは、ショウキランとも呼ばれる、リコリス・オーレアです。
黄色のリコリスは開花時期が遅いため、私たち日本人になじみの深い赤いリコリス(彼岸花)よりも後に出回ります。
彼岸花というと墓地や田んぼの周りに咲いているイメージが強いのですが、色が違うだけで、ずいぶんと印象が変わりますよね♪
日本ではそういった場所に咲いている印象が強いことから、以前までは縁起が悪い花として捉えられることが多かったように思います。しかし実はヨーロッパでは非常に人気の高い花で、品種改良されたものが逆輸入され、今では今回の黄色のようにカラフルなリコリスが日本でも多く出回るようになりました。
ちなみに、なぜ昔から田んぼなどに植えられることが多いかご存じですか?
それは、リコリスは有毒植物で、特に鱗茎にアルカロイドを多く含むからです。
その有毒性を利用して、ネズミやモグラ、虫除けのために水田の畦に植えたり、 虫除けとして墓地に植えられていたんですね。
昔の人の生活の知恵だったわけですが、そういうことで皆さま、食欲の秋ではありますが、口にされないようお気を付けくださいね(*^-^*)
そして今回は、他にも秋らしくヤマゴボウや秋色に染めた雪柳などを合わせてご用意させていただきました。
枝ものがあると、一気にアレンジが楽しくなりますね♪
ダリア 朝日てまり(左上)
リコリス オーレア(右上)
ヨウシャヤマゴボウ(左下)
染めユキヤナギ(右下)
雪柳のような枝ものは、お水に浸ける際に茎に縦に割れ目を入れてあげるか、金づちなどで切り口のあたりをトントン叩いて繊維を壊してあげると、お水を吸い上げやすくなりますよ。是非お試しください。
さて来週の定期便テーマは、「飛騨マム」をテーマにお届けする予定です。
どうぞお楽しみに!
皆様のご自宅でのコーディネート、Instagramでも投稿お待ちしております♪
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