いつもよいはなをご利用いただき、ありがとうございます。
あっという間に1月も後半となってしまいましたが、こちら東京では珍しく雪が降ったり大変な年明けとなりました。
寒い日が続いておりますが、皆さま風邪をひいたりされていないでしょうか・・・?
さて今週の定期便は、先週の春らしいスイートピーからがらっと変わり、春のお花をシックにお楽しみいただこうと、おすすめのお花をセレクトさせていただきました。
春のお花と言うと、先週のスイートピーのようにパステル系のお色を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。気分が上がって、とても明るい気持ちになれますよね♪
でも時には、シンプルに白やグリーンのお花を眺めていたい・・・・そんな気分の日もあるのではないでしょうか。
今日の主役は、ファンの多いクリスマスローズです!
クリスマスローズというと、実はお水が下がりやすく新鮮でもへたりやすため、お花屋さんも扱いが難しいお花なのですが・・・・
この時期にしか出回らないお花ですし、切り花としてはなかなか手に入りにくいお花ですから、この機会に是非お楽しみいただきたい!とラインナップに加えさせていただきました。
ところで、出回る時期が早春なのに、なぜクリスマスローズと言うのでしょうか?
クリスマスローズは、ラナンキュラスやアネモネと同じくキンポウゲ科の宿根草で、学名をヘレボルスと言うのですが、このクリスマスローズの中でも原種系の「ヘレボルス・ニゲル」が花の少ないクリスマス頃に開花することから、クリスマスローズと言われ始めたのだそうです。
ちなみに、「ヘルボルス」という言葉には、ギリシャ語で「食べたら死ぬ」という意味があるそうです(;’∀’)
そう、古くは毒草として有名だったのですね。
中世ローマでは、魔女や悪霊を遠ざけたり、呪文や魔法を破るために用いられていたそうで・・・・花言葉には「追憶」「慰め」「私の不安を和らげて」「中傷」などと、ちょっと動悸がしそうなものが多いですが(笑)、中には「合格」という言葉もあるようで、それはこういった毒草としての力強さから来ているのでしょうか?
とても美しいクリスマスローズですが、どことなくミステリアスな雰囲気が漂っていますよね。
さて、今回このお花に一緒に合わせたのは、女性らしい気品を感じさせるお花たちです♪
白いラナンキュラスはコロンと愛らしく、清楚な感じの花びらがとっても繊細ですね。
シックな引き立て役としては赤ワイン色のスカビオサを、そして香水のような芳醇な香りを漂わせる高級バラのフェアビアンカをご用意いたしました。
こういったシャビーな雰囲気のお花には、爽やかな印象のグリーンよりも、やはりちょっとマットな雰囲気のものがとても似合います。
求めるイメージによって選ぶ葉ものも変わってくるのですが、私たちスタッフはそのセレクトも日々楽しんでいるのです!
是非、お花とのコントラストをお楽しみください。
ということで、今週のお花はこちら↓
クリスマスローズ マグニフィシェントベル(長野県蓼科・渡辺雄治)
スカビオサ ブラックナイト (長崎県諫早市・NODAフラワー)
紫葉アカシア プルプレア(福岡県うきは市・にじ農協)
春のお花はたいへん繊細ですので、エアコンの風が直接当たるような乾燥する場所を避け、温か過ぎないお部屋での管理をおすすめいたします。
クリスマスローズは、元気な状態を保つのが少し難しいお花です。
たっぷりのお水に入れて、こまめに切り口を切り詰めてあげると、お水の吸い上げが良くなります。
また、クリスマスローズ独特の水揚げ方法もあります。
容器に約40℃ほどの湯を用意し、茎の先を湯に浸け、冷めるまでしばらくそのままにしてから、冷たいお水に戻してあげます。
ちょっとひと手間ですが、元気がない場合には是非試してみてくださいね。
お花が終わりに近づいたら、最後は花首だけ残すように短く切り、水盤などに浮かせて楽しむ「浮き花」もおすすめですよ。
うつむきがちに咲く花ですので、浮き花にするとお花が正面から見えてまた違った角度から愛でることができますね。
皆様のご自宅でのコーディネート、Instagramでも投稿お待ちしております♪
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そして次回の定期便は、アネモネやパンジーを予定しております。
引き続き、お楽しみに♪