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さて今週はお彼岸ということで、皆さまにはお彼岸定番花材のマムや、ヒガンバナの仲間であるリコリスを入れてお届けしております。
お彼岸というと、お墓や畑の周りに真っ赤なヒガンバナが咲いている光景を思い浮かべる方も多いでしょう。
ヒガンバナの名前の由来は、秋の訪れを感じる彼岸の頃に咲くことや、リコリンという強い毒性があり「食べたらあの世(彼岸)行き」という意味があるなど、いくつかの説があります。
市場の片隅に咲くヒガンバナ
人間が口にした場合の致死量はヒガンバナ数百個分ということですが、念のため、お子様やペットがいるご家庭では口にされないようにお気を付けくださいね。
実はヒガンバナには別名が1000個以上あると言われていて、中でもマンジュシャゲやテンガイバナなどは有名ですね。
別名にもあまり良い印象のものはないのですが、それだけの数があるということは、古くから人々に親しまれてきた証拠なのでしょう。現在では、ヒガンバナは園芸品種として人気があり、切り花でも様々な品種が流通しています。
特に今回お届けしているクリーム色や白、ピンク色のものは、リコリスと呼ばれることが多いです。つぼみはとっても細いのですが、咲いてくると花びらが反りかえり、とっても可愛らしいお花です。
<リコリス>
そして、秋らしい赤い実もついた枝ガマズミもお届けしております。
<ガマズミ>
ガマズミは春に真っ白い花を咲かせ、秋には真っ赤な実を付ける落葉低木です。
野山に自生しますがガーデニングでも人気があるため、ご存じの方も多いでしょう。
ガマズミは食用にもされていて、赤い焼酎に漬けて果実酒にしたり、大根を漬ける時に用いたり、多くの加工食品にも利用されています。
今回のように、切り枝としても多く流通しているのですが、実がぽろぽろと落ちやすいのが難点です。お届けの際に、震動などで実が落ちている場合がありますが、性質上のものですのでご了承くださいね。
また今回は、リコリスやガマズミなどに合わせて、ちょっと夏山を連想させるような趣のある枝もの、ディアボロを合わせました。
<ディアボロ>
ディアボロよりも、テマリシモツケの名の方が馴染みがあるかもしれませんね。
水が下がりやすいところがありますが、水切りをしてたっぷりの冷たいお水に入れて頂くと復活します。
ディアボロという名前は、スペイン語やイタリア語で「悪魔」という意味があるそう。オランダで作出された品種なのですが、なぜこんな怖い名前を付けたのか、ちょっと不思議ですね・・・・?!赤黒い色の品種もあるので、その色のイメージで名付けたのかもしれません。
ということで、今回お届けしたお花たちはこちら。
・ディスバッドマム アナスタシアブロンズ 他3種 マレーシア
・スプレーマム ドリアチェリー 小野幸夫(宮城県亘理郡)
・リコリスアルビフローラ忍足昭博(千葉県)
・ガマズミ 庄内みどり(山形県酒田市)
・クルメケイトウアカジク JAあいち知多(愛知県常滑市)
・ディアボロ グリーン JA常陸(茨城県北部)
みなさまのご自宅でのコーディネート、Instagramでの投稿お待ちしております♪
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そして次回の定期便は・・・・「コーヒーの日」をテーマにお届けする予定です。
ぜひ、お楽しみに♪
by よいはなフラワーデザイナーNao