毎日暑いですが、みなさん元気にお過ごしですか。

暑い夏にはトロピカルなお花が似合いますよね。
そんなトロピカルな花の中でも、一番人気はアンスリウムではないでしょうか。

<アンスリウム　サファリ>

アンスリウムは、作り物かと見紛うほどのつやつや。
艶やかなハート型がなんとも可愛いお花ですよね！
最近は風水でも人気で、恋愛運アップに効果があるとか…？


アンスリウムといえば、みなさんが思い浮かべるのは何色でしょうか。
私は昔のイメージが強くてやっぱり「赤」！
をイメージしてしまいますが、
近年だいぶ様子が変わってきましたよ。

赤、ピンク、白などの基本色以外にも、グリーン、紫、黒赤、ベージュなど、実は色も豊富です。
グラデーションや複色など色の入り方、大きさも豊富で多様なアンスリウムを見かけるようになりました。

それもそのはず。
アンスリウムは、なんと600種以上もの品種があると言われています。
熱帯アメリカ原産でサトイモ科アンスリウム属に分類され、葉や苞が美しいものが切り花や観葉植物として栽培されています。

8月も後半に入りましたが、
向こう半月の天気予報を眺めても最高気温を30℃を下る日はなく、まだまだ夏は続きそうです。
元気な気分になれるお花で、夏を一緒に満喫しましょう！

今週のよいはな『アンスリウム　ミラネロ』

<アンスリウム　ミラネロ>

今回ご紹介するのは、福島県川俣町で栽培される「かわまたのアンスリウム」です。

震災後の福島県の土壌汚染対策と風評被害を払拭する目的でアンスリウム栽培が、2017年にスタートしました。近畿大学の指導のもと、土壌の代わりに古着を再利用したスポンジのような手触りのポリエステル媒地と液体肥料を活用して栽培されているそうです。

生産がスタートした当初、アンスリウムは暑さに強く寒さに弱い性質を持つため国内で生産されていたのはごくわずかでした。そのため、国内流通の95％を海外からの輸入に頼っていました。

2017年に町内11農家が「川俣町ポリエステル媒地活用推進組合」を設立して、2019年8月約1,100本を大田市場に初出荷したそうです。
2021年には年間30万本出荷を達成し、2019年の初出荷からわずか3年で生産量日本一となり、国内流通のシェア40％まで締めるようになりました。

大田市場への初出荷からわずか3年で日本一の産地に成長する…。想像しただけでもすごい熱量を感じました！
川俣町のみなさんの努力を考えると、すごいことだな〜と驚くばかりで、インタビューしてみなさんの話を直接伺いたい！
いつか取材に行けますように…。

 ◆ヘリコニア　アンドロメダ

 別名は鸚鵡花(オウムバナ)です。
花色はさわやかなオレンジから朱赤、葉色がライトグリーンでさわやかですね。

水上がりのよくない植物なので、乾燥しやすく、葉がすぐにクルクル巻いてしまいますので、ご了承ください。

カニの爪のように大きな厚みのあるヘリコニアは長持ちすると言われていますが、長もちのイメージがあるトロピカルな花材にしては小輪系のヘリコニアはあまり長持ちしない傾向にあります。

 
 

今週のお花の定期便

【水揚げ方法】

水揚げ処理をしっかりしていただいてから飾ると植物がお水をしっかり吸い上げてイキイキしますので、お花の持ちも良くなります。

今週の花材は、全て水切りです。

水切れと風に弱いので置き場や水揚げ処理に気をつけましょう。水に浸かる部分が枝分かれしているものは、分枝と葉を取り除きましょう。

花瓶に活ける際、どの花も水につかる部分に付いている花や葉は、取り除いてくださいね。飾る際は、切花栄養剤を入れると花もちが良くなり、開花が促進されツボミも咲きやすくなり、水も濁りにくくなります。

アンスリウムは以下のことに気を付けると良いです。

◆アンスリウムの手入れ◆

活ける水の量は浅水にします。
切り口が黒くなるので、水替えの際に1週間に1回1cmくらい切リ戻しをすると長持ちします。

花鋏も大丈夫ですが、もし刃物の扱いに心配のない方は、カッターやナイフで切ると、道管の細胞をつぶさず水揚げできます。

まだまだ、30℃を超える暑い日が多いので、こまめに水替えをして花瓶や水を清潔に保つと長持ちします。
直射日光やエアコンなどの風が当たる場所は避けて飾りましょう。



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次回の定期便は…


「リンドウ」をメインにお届けする予定です。

※入荷状況などにより花材が変更になる場合がございます、あらかじめご了承ください。


ぜひ、お楽しみに♪

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