シャクヤクがシーズン終了になります。
なんだか欲しかったシャクヤクが買えないままシーズンが終り。
存分に楽しめない不完全燃焼です。
さみしいなぁ…

艶やかで豊かな花びら。
甘さの奥にスパイシーな大人なさわやかさを持つ香り。
また来シーズンまでお逢いできないのね。

今年は、季節がどの花も終わりが早くて、
市場ではシャクヤクもほとんど終わりそうな状況です。
例年の状況で推測していた時期より早いので、焦っております。
気候ばかりはどうにもなりませんので。ご了承いただければ幸いです。

気を取り直し、
今シーズン最後の初夏のときめきをここに託して、お花をご用意しました。

みなさまのお手元で無事に咲いてくれますように…

 

今週のよいはな
『シャクヤク　ビクトールデラマン』

今週はレッド系のシャクヤクをお約束していましたが、
先週中盤あたりから各主要品種がシーズン終了になり、
今週出荷されている中から、良いものを見定めてシャクヤク　ビクトールデラマンをご用意しました。

シャクヤクの選び方や咲かせ方は5月22日発送の定期便ブログをご覧くださいね。
https://yoihana.com/blogs/teikibin/shakuyaku-teikibin

先日、お花のつくり手さんからシャクヤクについてお伺いしてｘ衝撃だったことは、花を咲かせるための株を5年かけてつくることでした。

一年草の花は、種をまいて、芽が出て枝葉が生長して、花が咲けば採花ができます。

一方、シャクヤクは宿根草です。
数年も同じ場所で育ち、毎年株が大きくなっていきます。
株が大きくなるごとに花も立派になります。株が小さいうちは花をつけさせずエネルギーを蓄えさせるために、花芽が出るたびに芽かきをして花をつけさせないようにするそうです。

球根花や宿根草は、球根や株が充実してくると花も大きくなる傾向があります。一年草とは違い、何年もかけて花をつくる分、1本の価格が高くなるのもうなずけますね。

 

 

◆リシアンサス　ヘンケイシズイヤエアンティークパープル

リシアンサスはトルコキキョウのことです。

今日の市場で、あまりの変わった色に見入ってしまい、定期便に入れてしまいました。なんともいえぬ渋い色ですが、枯れているわけではないのです。

茶系と紫系の品種とが融合したような不思議な色で、品種名を調べても調べても出てこないので。たぶん試作品種なのではないかと思われます。

 

 

◆ギボウシ　金星（キンセイ・キンボシ）

 

ギボウシ金星は、古くからある大葉ギボウシの斑入り品種です。
生育が早く、大型で明るい黄色いの斑入りの葉が特徴的な植物です。

花が咲く直前に採花されて出荷されてきていました。
乳白色の花にうっすら藤色で縁取られて、繊細な色味で美しい花姿ですね。

 ギボウシの花は出荷期間がとっても短くて、本当に季節限定の希少なお花です。私も初めてなので、どんな風に変化していくのかが楽しみです。
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

 

◆リューカデンドロン　ブラッシュ

リューカデンドロンは南アフリカ原産の常緑低木。和名はギンヨウジュ（銀葉樹）です。
先端に3～5輪程度付くので、花のような苞は小ぶりで可愛らしくなり幾分か硬さが和らぎ、他の花との相性も良くなるように思います。

気温が高くなってくるこの季節、長持ちして重宝する植物で、ドライフラワーにもできます。
乾燥させる葉色の赤っぽさも残り、先端が開きお花のように開くので、ドライのスワッグやブーケにもアクセントになりますね。

 

 

 

 定期便の花合わせが、ブライトな色合わせが続いたので、今週は大人でシックな色合わせでご用意いたしました。

◆今週の定期便

 

・シャクヤク ビクトールデラマン  いわみざわ農協 （北海道岩見沢市）
・スモークツリー フレーム JA常陸 （常陸大宮地区）
・リシアンサス ヘンケイシズイヤエアンティパープル  鈴木 明典 （静岡県浜松町）
・リューカデンドロ ブラッシュ  南アフリカ
・ブラックベリー グリーン 周桑農協 （愛媛県西条市）
・ギボウシ 金星  長作園 （千葉県南房総市）

 

【水揚げ方法】

水揚げ処理をしっかりしていただいてから飾ると植物がお水をしっかり吸い上げてイキイキしますので、お花の持ちも良くなります。
今週のお花の水揚げは以下のことに気を付けて水揚げ処理してくださいね。

シャクヤクは湯上げして発送しています。あまり元気の無いときには湯上げ処理していただくことをオススメします。

リュウカデンドロンは空切り。ギボウシ金星は水切り。

ブラックベリー・スモークツリーは枝物なので縦割り十字でお願いいたします。枝が細く切りにくいときは斜め切りします。

また、どの花も水につかる部分に付いている花や葉は、取り除いてください。
飾る際は、切花栄養剤を入れると花もちが良くなり、開花が促進されツボミも咲きやすくなり、水も濁りにくくなります。

シャクヤクやスモークツリーなどは、水が濁りやすいので、こまめに水替えをして、花瓶や水を清潔に保つと長持ちします。





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次回の定期便は…

「　オトメユリ　」をテーマにお届けする予定です。

ぜひ、お楽しみに♪


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